ONSITE FESTIVAL 11月6日 12:25〜 シアター2
特集企画「"アニメーションの神様"たちを蘇らせる」
映画『オテサーネク』
(ヤン・シュヴァンクマイエル監督)
シュヴァンクマイエル風味を存分に効かせた異色ダークファンタジーを5.1chサラウンドで上映。録音/マスタリング・エンジニアとして世界的に有名なオノ セイゲン氏がマスタリングを担当。
チェコの民話『オテサーネク』は子どものいない夫婦が、木の切り株を子どもとして育て、子どもがおかゆ、犬、農夫と次々飲み込んでいくお話。これを不妊の夫婦の現代の寓話と読み替え、『アリス』や『地下室の怪』同様少女の視点から描く。ホラーク氏が冗談のつもりで妻に与えた木の切り株の人形を妻はオティークと名付け異常な熱意で可愛がる。現代の寓話はグロテスクで、飼い猫が消え、郵便配達夫も福祉課の職員もオティークの餌食となる。木の切り株を何体も用意、コマ撮りし、CGを使用したのは授乳シーンのみという。
*ピルゼン映画祭グランプリ、ベルリン国際映画祭アンジェイ・ワイダ賞、チェコ・ライオン賞受賞
監督プロフィール
作品情報
監督:ヤン・シュヴァンクマイエル
2000年/チェコ・イギリス合作/132分/チェコ語・日本語字幕
配給:チェスキー・ケー
© :Athanor